すべての農産物を対象に自然災害による
収量減少や価格低下も含めた収入減少を補てんする制度です。

→収入保険の掛金をシミュレーションしてみる(NOSAI全国連のサイトへ遷移します。)

→動画で制度内容を確認してみる(【農水省公式】しゅうほちゃんの!7分で分かる!収入保険のポイント)

→収入保険についてメールで問い合わせをしてみる

パンフレット・チラシ作成:NOSAI全国連

保険期間

個人事業主の場合:1月1日~12月31日まで

法人の場合:当該法人の事業年度の1年間

補償対象

農業者が自ら栽培または飼養を行い、販売するすべての農作物、家畜および農産物(加工品は除く)の収入が対象です。

  • 精米、もち米、荒茶、仕上げ茶、梅干し、干し柿、乾しいたけ、牛乳等簡易な加工品は対象に含みます。
  • 肉用牛、肉用子牛、肉豚、鶏卵はマルキン等の対象のため、対象外です。
  • 畑作物の直接支払い交付金の数量払、加工原料乳生産者補給金、JTの葉たばこ災害援助金等の一部の交付金等は対象に含みます。

加入条件

青色申告(正規簿記・簡易簿記)を行っている農業者(現金主義の特例は除きます)

  • 加入しようとしている年が青色申告1年目の方も対象になります。
  • 類似制度(農業共済事業のうち米、麦、大豆、果樹、家畜の共済、野菜価格安定制度、ナラシ対策等)の同時加入はできません。

※ただし、野菜価格安定制度においては、R4、R5新規契約においては3年間、R6新規においては2年間の同時利用が可能です。(※R7以降の新規契約は同時利用ができません。

補償内容(例)

※このほか、農業者の経営努力では避けられない収入減少を広く補償します。

補償の説明

保険期間の収入が、基準収入の9割(最高補償割合選択時)を下回った場合に、下回った額を選択した支払率(最高9割)を上限として保険金等をお支払いします。
基準収入とは、加入者の過去(最大5年)の平均収入と保険期間に見込まれる農業収入金額のいずれか小さい額です。
※ただし、営農規模の拡大(規模拡大特例)や収入の伸び(収入上昇特例)等を考慮し、過去平均以上の基準収入になる場合もあります。

→基準収入をシミュレーションしてみる。(外部サイトへ遷移します。)

また、お近くのNOSAI熊本職員が、いつでもお見積りの提案をいたしますので、ご相談ください。

補償の下限

収入保険では、補償の下限(基準収入の7割、6割又は5割)を選択することにより、選択した下限を下回る部分を補償外にすることで安い保険料で加入できます。

例 基準収入1000万円の場合の補償例

                         
収入減少の程度
(保険期間の収入)
保険金等の合計 保険方式(保険金) 積立方式(特約補てん金) 補てん金を含めた当年収入
10%収入減
(900万円)
0万円0万円0万円900万円
20%収入減
(800万円)
90万円 0万円 90万円 890万円
30%収入減
(700万円)
180万円 90万円 90万円 880万円
50%収入減
(500万円)
360万円 270万円 90万円 860万円
100%収入減
(0万円)
810万円 720万円 90万円 810万円

掛金

保険料

保険金額×保険料率-国の負担額(国が半額を負担します)

付加保険料

事務費に相当する保険料です。

積立金

補填対象金額×1/4(国が3/4を負担します)積立金は掛け捨てでなく、補てんに使われない場合は翌年に持ち越します。

例 基準収入1000万円の場合の掛金(令和7年度)

                     
項目 下限設定なし 下限設定70% 保険方式のみ
保険料10.8万円6.1万円23.0万円
積立金 22.5万円 22.5万円 0円
付加保険料 2.2万円 1.9万円 2.2万円
合計 35.5万円 30.5万円 25.2万円

※このうち、保険料と付加保険料は必要経費として申告できます。

つなぎ資金ってなに?

「大きい災害や価格低下で大幅な収入減少が必至!」、「収入保険の保険金までに農業経営がやりくりできない!」。

そのような急を要する事態に、支払われる保険金のつなぎとして無利子の貸付けを受けられる制度です。

現時点での収入が基準収入の1割以上減収している場合は、出荷伝票等や収穫皆無の現地確認によってつなぎ資金の申請が可能です。お近くのNOSAI熊本までご相談ください。

ご本人での制度の理解や掛金シミュレーションが難しい場合は、NOSAI熊本職員がお聞き取りに伺いますので、お気軽にご相談ください。

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